自然科学研究機構 国立天文台

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雲海に沈む入来の町

写真・

雲海に沈む入来の町

冬を迎えるころ、朝のVERA入来局で見られる光景です。背後からのぼる朝日が、牧場の緑に電波望遠鏡の影をその細部まできれいに映してくれます。かなたの雲海の下には、九州でも有数の規模を誇る川内川(せんだいがわ)が流れ、そのむこうに広がる東シナ海へと注ぎます。写真の奥、左右の端に向かってなだらかに立ち上がる山が見え、雲海はその谷間を満たすように広がります。

撮影のいきさつ

2015年11月30日の朝、国立天文台VERAと韓国のVLBI観測網であるKVNの共同観測に向けた準備のために入来局へ向かいました。22ギガヘルツと43ギガヘルツの同時受信光学システムを設置するためです。写真は、観測局に到着した直後、現場確認のために登ったアンテナの上から見えた光景です。長い時間と集中力を要する作業が始まる直前で頭の中は準備のことで一杯でしたが、朝のキリッと澄んだ空気の中で濃い緑と白い雲海が目に入り、作業のことを忘れたひと時でした。作業記録用に持っていたカメラで撮影しました。

文:中川亜紀治(鹿児島大学/水沢VLBI観測所)

画像データ

カメラCanon PowerShot G15
撮影日時2015年11月30日 8時59分
撮影場所鹿児島県 薩摩川内市 入来町
撮影者中川亜紀治(鹿児島大学/水沢VLBI観測所)
クレジット国立天文台

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