自然科学研究機構 国立天文台

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南天の夜空を見つめるアンテナたち

星景写真・

南天の夜空を見つめるアンテナたち

アルマ望遠鏡山頂施設(標高5000メートル)で観測を続けるアンテナたちと、南天を代表する星たちを一緒にとらえました。写真左側に縦に伸びる天の川の中、並んで輝くふたつの星は、ケンタウルス座のアルファ星とベータ星です。その上には南十字星と暗黒星雲「石炭袋」が見えます。写真右側には、ぼんやりとした雲のような天体がふたつ見えています。私たちが住む天の川銀河のお隣の小さな銀河、大マゼラン雲(上)と小マゼラン雲(下)です。

南からしか見えない星たち

アルマ望遠鏡は南半球にあるため、北半球にある日本からは見えない星たちも見ることができます。大小マゼラン雲はその代表格で、アルマ望遠鏡でも格好の観測ターゲットになっています。天の川銀河のすぐ隣にあるため観測しやすいことに加えて、非常に巨大な星団が作られていたり銀河に含まれるガスが古い時代の特徴を残していたりするため、天の川銀河がずっと昔に経験したと考えられる現象をマゼラン雲の中でつぶさに観測することができるのです。

文:平松正顕(チリ観測所)

画像データ

カメラCanon EOS 5D Mark III
露出20秒、ISO6400、f/5
撮影日時2016年3月14日
撮影者平松正顕
クレジット国立天文台

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