自然科学研究機構 国立天文台

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ほしぞら情報 2016年5月

火星が地球に最接近

火星が観望の好機!望遠鏡で観察しよう!

最接近時の位置関係(2014年~2027年)
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5月31日に火星が地球に最接近します。最接近時の火星と地球の間の距離は7,528万キロメートルです。火星は地球のひとつ外側にある惑星で、約780日(約2年2カ月)の周期で地球への接近(会合)を繰り返しています。地球の軌道はかなり円に近い形をしていますが、火星の軌道は少しつぶれた楕円形をしています。また、会合周期がちょうど2年ではなく2年2カ月であるため、火星と地球が接近する位置は毎回ずれ、距離も大きく変わります(最も近い位置での接近と最も遠い位置での接近では、距離が2倍ほど違います)。 今回の最接近距離まで近づくのは、2005年11月20日以来です。2018年には5,759万キロメートルまで大接近します。

火星の接近というと最接近の日ばかりが話題になりますが、最接近前後の数週間は、地球と火星の距離はあまり変わりません。火星の直径は地球の半分程度と小さく、遠い時は表面のようすがよく観察できませんが、地球との最接近を迎えるころは火星が大きく見えるため、観察の好機となります。この機会に、ぜひ火星を望遠鏡で観察してみてください。望遠鏡をお持ちでない方は、天文施設にお出かけになって、大きな望遠鏡で火星をご覧になってみてはいかがでしょう。

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