自然科学研究機構 国立天文台

メニュー

ほしぞら情報2013年7月

目次

東京の星空

東京の星空(2013年7月中旬午後9時頃)
大きなサイズで見る

カレンダー(7月)

2(火) 半夏生(太陽黄経100度)
5(金) 地球が遠日点を通過(距離 1.017AU)
7(日) 小暑(太陽黄経105度)
8(月) 新月
15(月) 海の日
16(火) 上弦
19(金) 土用の入り(太陽黄経117度)
23(火) 大暑(太陽黄経120度) / 満月
28(日) みずがめ座δ南流星群が極大(夜半前に月が昇ってくるため条件は悪い)
30(火) 下弦 / 水星が西方最大離角 / やぎ座α流星群が極大(夜半前に月が昇ってくるため条件は悪い)

惑星

水星
7上旬から中旬は見かけの位置が太陽に近く、観察には適していません。下旬になると日の出時の東の空の高度が10度を超え、7月30日に西方最大離角となります。7月下旬の明るさは、2.3~0.1等。
金星
日の入り直後の西の低空に見えます。日の入り時の高度は20度もありませんが、明るく輝いているので見つけやすいでしょう。明るさはマイナス3.9等。
火星
日の出前の東の低空に見えます。7月上旬は日の出時の高度が15度ほどですが、下旬になると20度ほどになります。おうし座からふたご座へ移動し、明るさは1.5等~1.6等。
木星
7月上旬は見かけの位置が太陽に近く観察できませんが、中旬になると日の出時の高度が15度を超えるようになります。ふたご座にあり、明るさはマイナス1.9等。
土星
日の入り直後の空で、7月上旬は南に、下旬は南西に見えます。おとめ座にあり、明るさは0.5等~0.6等。

参照:暦計算室ウェブサイト

  • 「今日のほしぞら」では、代表的な都市の星空の様子(惑星や星座の見え方)を簡単に調べることができます
  • こよみ用語解説天象の項では、最大離角、衝、合、留などの惑星現象の用語について解説しています

トピックス

金星に月が接近

日の入り直後の西の低空には金星が輝いています。7月10日、11日には金星の近くに細い月が見えます。

よく見ると、月は太陽に直接照らされて明るく光っている部分だけではなく、暗い部分もうっすらと見えていることがわかります。これは地球に反射した太陽の光が月の暗い部分に当たり、ぼんやりと光る現象で、「地球照(ちきゅうしょう)」といいます。夕焼けの残る西空で明るく輝く金星と地球照の見える月が並ぶようすは、とても美しい眺めとなるでしょう。

大きなサイズ

土星とスピカに月が接近

おとめ座にある土星は、日の入り直後の南の空に見えています。下旬になると夜半前に沈むようになります。7月16日、17日には上弦を迎えた月がおとめ座の1等星スピカと土星の近くを通り過ぎていくようすを観察することができます。

大きなサイズ

夜明け前の惑星

夜明け前の東の低空には火星が見えています。中旬を過ぎると木星の高度が上がり、火星に近づいていきます。23日前後には火星と木星が並んで見え、その後は再び離れていくようすが観察できます。20日を過ぎると火星と木星より少し低い位置に水星が見えるようになり、30日に西方最大離角となります。

大きなサイズ

月が変わって8月4日、5日には木星、火星、水星の近くを細い月が通り過ぎていくようすを観察することができます。きらびやかな冬の星座の1等星に囲まれた中での惑星と月の接近は、とても見ごたえがあるでしょう。

大きなサイズ