自然科学研究機構 国立天文台

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ほしぞら情報 2012年4月

目次

東京の星空(2012年4月中旬午後8時頃)

東京の星空(2012年4月中旬午後8時頃)
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カレンダー(4月)

3日 水星が留
4日 清明(太陽黄経15度)
7日 満月
13日 下弦
15日 火星が留
16日 土星が衝
19日 水星が西方最大離角
20日 穀雨(太陽黄経30度)
21日 新月
22日 この頃4月こと座流星群が極大
29日 上弦 / 昭和の日
30日 金星が最大光度 / 休日

惑星

水星
日の出前の東の低空に見えます。19日に西方最大離角を迎え、4月中旬から下旬にかけては日の出の頃の高度が10°を超え観察しやすくなります。西方最大離角の頃の明るさは0.4等。
金星
日の入り後の西の空に見えます。30日に最大光度(マイナス4.5等)を迎え、「宵の明星」としてひときわ輝きを増します。明るさは、マイナス4.4等~マイナス4.5等。2日から4日は、すばる(M45、プレアデス星団)に大接近します(トピックス参照)。
火星
しし座にあり、15日に留となります。火星の西側にはしし座の1等星レグルスが輝いています。明るさは、マイナス0.7等~マイナス0.1等。ほぼ一晩中見ることができます。
木星
おひつじ座にあり、上旬は日の入り直後の西の低空に見えますが、下旬には日の入りと共に沈んでしまいます。明るさはマイナス2.1~マイナス2.0等。
土星
16日に衝を迎えます。おとめ座にあり、日の入り後間もなく東の空から昇り一晩中見ることができます。おとめ座の1等星スピカの近くに見えています。衝の頃の明るさは0.2等。

参照:暦計算室ウェブサイト

  • 「今日のほしぞら」では、代表的な都市の星空の様子(惑星や星座の見え方)を簡単に調べることができます
  • 「こよみ用語解説」の「天象」の項では、最大離角、衝、合、留などの惑星現象の用語について解説しています

トピックス

金星とすばるが接近

2012年4月中旬午後7時頃の東京の空
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4月の初めの1週間は、日の入り後の西の空に注目しましょう。一段と明るさを増した宵の明星・金星がおうし座にあるすばる(M45、プレアデス星団)に接近するようすが見られます。周囲に目を移すと、低空には木星の輝き、取り囲むように西の空に沈もうとする冬の1等星が彩りを添えています。とくに、2日から4日にかけては、この2つの天体が双眼鏡の視野で同時に見られるほど近付き、プレアデス星団と金星の美しい共演を楽しむことができます。

金星とすばるが接近
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火星と土星に注目

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しし座には、2つの明るい星が並んで見えています。一つは3月6日に地球に接近した火星(参照:ほしぞら情報3月トピックス「しし座を移動する火星を見よう」)、もう一つは火星の西側にある1等星レグルスです。

2月、3月にはしし座の中を西へ西へと移動をしていた火星ですが、4月に入るとその見かけの移動がほとんど止まったように見え、4月15日に「留」となります。それ以降は、火星は見かけの動きが逆向きに転じ、再び東へと移動して行きます。これからは地球からの距離も離れて暗くなっていく火星ですが、これから6月にかけてその動きに注目すると、徐々にレグルスから離れてしし座の後ろ足のほうへと移動して行くようすがわかります。

おとめ座にも、2つの明るい星が見えています。一つは土星、もう一つは1等星のスピカです。土星とスピカの二つの星のみかけの距離は、火星とレグルスほど大きく変わることはありません。

今シーズンは、火星とレグルス、土星とスピカが並ぶようすに注目しましょう。

夕空で月と金星が並ぶ

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4月23日から25日にかけて、再び日の入り後の西の空に注目しましょう。30日に最大光度を迎える宵の明星・金星に、細い月(月齢2~4)が近付き、たいへん美しい眺めになります。マイナス4.5等という輝きを見せる金星のそばで、細い月はむしろ控えめに感じられることでしょう。