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合体中の超巨大ブラックホールの活動性に迫る

合体銀河の中で超巨大なブラックホールが大量の物質を飲み込んで明るく輝いていることが、すばる望遠鏡による観測で明らかになりました。

研究チームは、すばる望遠鏡に搭載された近赤外線分光撮像装置(IRCS)と補償光学装置を用いて、ガスを豊富に含む相互作用している29個の大光度赤外線銀河を観測、28個の銀河に、少なくともひとつの超巨大なブラックホールが存在することをつきとめました。

一方、2つ以上の活動的な超巨大ブラックホールが見つかった銀河は全体の15パーセントしかなく、すべてのガスを豊富に含む相互作用銀河にある超巨大ブラックホールに大量に物質が落ち込んでいるわけではない、ということもわかりました。 合体銀河の活動には、「個性」がある、と研究者は語っています。

プロジェクト
装置 すばる望遠鏡 + IRCS
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