観察日時ごとの報告数を集計しました。
流星の出現数が最も多くなる(極大)と予想されていた13日未明(12日深夜)に観察した方が、一番多かったです。特に1時台と2時台の報告数が多く、それぞれ200件を超えました。
観察時間ごとに報告数を集計しました。
割合が最も多かったのは、11分〜20分観察した方でした。また、51分から60分というたいへん長い時間観察をした方も大変多かったです。
一方で今回のキャンペーンでは、10分以下という報告もたくさんいただきました。この中のおよそ半数が、天候が悪いという方でした。観察にのぞまれたのに、天候が悪かった方が多かったのが残念でした。
観察した流星の個数ごとに報告数を集計しました。
観察できた流星の個数は、1個の方が最も多く、大半の方が5個までと報告されました。また0個という方が約15%、さらに天気が悪くて見えなかったという方も実に19%にのぼりました。今回のキャンペーンでは、天気に恵まれなかった人が大変多く、大変残念でした。
今年は、12月のふたご座流星群でもキャンペーンを行いますので、ぜひまた参加してください。そのときには、多くの方に流星を見てもらいたいと思います。
2年ほど前から、対象となる流星群に属している流星(群流星)と属していない流星(散在流星)を区別してみようと、皆さんに呼びかけてきました。今回は、31.7%の方が、群流星と散在流星を区別して観察したと報告してくださいました。前回、2009年1月のしぶんぎ座流星群を対象としたキャンペーンでは38.4%でしたので、今回はその割合が少し減ってしまいました。今回は、0個や天気が悪いと報告された方が多く、その影響が少し出てしまったのかもしれません。
これまで群流星なのか散在流星なのかを意識したことがないという方も、これから流星群を観察するときには注意をしながら観察してみてはいかがでしょうか。