メインテーマ「アインシュタインと国立天文台」に関連したふたつの講演会が開かれます。
会場:解析研究棟大セミナー室
講演時間:14:00〜16:30
途中に休憩が入ります。
日江井榮二郎(ひえい・えいじろう) 国立天文台・名誉教授
講演要旨天文学は、まさに総合基礎科学である。数学・物理・化学・地学・生物学などの理学系の研究を結集するだけではなく、工学系の精度が高く精密な技術力の支えがあってこそ進歩してきた。宇宙は、知の源泉である証拠であろう。アインシュタインの相対論は、皆既日食時の観測より検証された。アインシュタインと天文学とは緊密な関係があり、アインシュタイン塔の名もそれに因んで名づけられた。塔望遠鏡の活躍を想起し、現代天文学へのインパクトを考える。 |
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講演者川村静児(かわむら・せいじ) 国立天文台重力波プロジェクト推進室・助教授 講演要旨アインシュタインは一般相対性理論の中で“重力波”の存在を予言した。しかしそれから90年たった現在、人類はいまだに重力波を見つけることに成功していない。「重力波とは何か?」「重力波はどこから来るのか?」「重力波を見つけるにはどうすればいいのか?」「重力波はいつごろ見つかりそうか?」そして「もし重力波が聞こえるなら、宇宙はどんなメロディーを奏でているのか?」講演では、これらの質問に単純明快に答える。 |
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