自然科学研究機構 国立天文台

No.348: 12月14日、絶好の条件のふたご座流星群をお見逃しなく

 毎年12月14日頃を中心にして前後数日間、「ふたご座流星群」が活発に活動
します。今年は、極大が日本の夜にあたり、また月明かりの影響も無いため、
たいへん良い条件のもとで観察することができます。
 ふたご座流星群は、1月のしぶんぎ座流星群、8月のペルセウス座流星群とと
もに「三大流星群」のひとつとして数えられます。この3つの中でも、流星が
最も安定してたくさん流れるのが、このふたご座流星群です。
 流星群とは、流星の元となる塵 (ちり) 粒の集団の流れと地球が遭遇すると
きに、塵粒が大気に飛び込んできて、多くの流れ星が見られる現象です。そし
て塵粒の最も濃い部分を地球が通過するとき、流星が最もたくさん流れる極大
期を迎えます。ふたご座流星群の極大期には諸説ありますが、いずれにしても
今年は12月14日夜21時頃から15日明け方の4時頃だと推測されます。これは、
まさに日本でふたご座流星群を観察できる時間帯とほとんど一致しており、こ
の夜は一晩中ずっと、流星群の活発な活動を観察できそうです。十分に暗い夜
空で晴天に恵まれれば、1時間に30個を超える流星を見ることができるでしょ
う。
ベテラン観測者の中には、1時間に100個以上の流星を数える人も出てきそうで
す。なお、ふたご座流星群の活動は数日間続き、極大の前後でも流星の出現が
期待できますので、14日だけでなく前後の夜にも注目してください。
 また、流星群を観察するときの天敵は月明かりです。月明かりがあると、空
がとても明るくなってしまい、暗い流星が見えなくなってしまうのです。しか
し今年は、13日は19時半頃、14日は20時半頃、15日は21時半頃 (ともに東京に
おける時刻) に月が沈んでしまいますので、ほとんど月明かりの影響を受けず
に観察できるのです。まさに絶好の条件と言えるでしょう。
 そこで国立天文台では、できるだけ多くの方にふたご座流星群の流れ星を眺
めてもらおうと、流星群の極大日である12月14日をはさんで、13日の夜から15
日の夜 (16日明け方まで) に「ふたご座流星群を眺めよう」キャンペーンを実
施します。この期間に夜空を観察し、観察時間と、その間に何個の流れ星を見
ることができたか等を報告ページから報告してください。携帯電話からも参加
可能ですから、これまで流星を眺めたことのない方も、ぜひお気軽にご参加く
ださい。
 12月に入り、本格的な冬を迎え、大変寒い中での観察となる地方も多いこと
でしょう。体調を崩さないようにあたたかい服装をするなど、十分に注意して
観察にのぞんでください。この機会にぜひ、真冬の夜の流星の乱舞をお楽しみ
ください。
 
参照:
 ふたご座流星群解説ページ (「ふたご座流星群を眺めよう」キャンペーン)
  パソコン用ページ
   http://www.nao.ac.jp/phenomena/20071212/index.html

  携帯電話用ページ
   http://www.nao.ac.jp/i/phenomena/20071212/index.html
 
      2007年12月5日            国立天文台・広報室

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