一般向け無料公開講演会

来る6月16日~21日、パシフィコ横浜にて国際光工学会シンポジウム SPIE ASTRO 2024 “Astronomical Telescope + Instrumentation”が開催されます。アジア初の開催となるこの国際シンポジウムには世界中から宇宙科学・天文学の研究者・技術者2500名が参加し、宇宙観測のための望遠鏡や観測装置に関する最新の研究成果が共有されます。

 

これを機会に、開催国日本の宇宙科学と天文学における成果とその技術について、最先端の現場でご活躍中の講師をお招きし、日本がリードする研究の意義と展望について、広く一般市民の方がたにも聴いて戴く機会を設けました。

 

当日の講演はYoutubeで実況配信し、見逃した方にも後日見て頂けるように致しますが、会場にて直接聴講をご希望の方は、以下の要綱に従い奮ってご応募下さるようご案内致します。

開催概要

日時: 2024年6月15日13時半~16時(会場受付は12時30 分より)

会場: パシフィコ横浜会議センター 3F 301号室

会場定員: 着席260名

応募方法: 定員となりましたので、参加を締め切らせていただきます

YouTubeでの配信(予約不要)は、下記よりご視聴ください。

「宇宙科学・天文学の最前線」 SPIE ASTRO 2024 一般向け無料公開講演会(国立天文台YouTubeチャンネル)

プログラム

               
時間 内容 講演者
12:30開場
13:30 - 13:45開会の挨拶、ほか
13:45 - 14:30「小惑星Phaethonの謎に迫るDESTINY+]

荒井朋子

(千葉工業大学教授・惑星探査研究センター長)

DESTINY+(デスティニー・プラス)は、2025年度打上げ予定の日本の小惑星探査計画です。Phaethon(フェートン)は、ふたご座流星群の母天体で、太陽に近づくと尾を見せる不思議な小惑星です。DESTINY+は、地上で の天文観測と隕石分析との連携により、Phaethonの謎に迫ります。
14:30 - 15:15「宇宙加速膨張の謎に挑むすばる望遠鏡」

宮崎聡

(国立天文台教授・ハワイ観測所長)

宇宙膨張は次第に減速するどころか、逆に加速している証拠が見つかり、大問題になりました。すばる望遠鏡は、大型カメラHyper Suprime-Cam (HSC)を使い、ダークマターの分布を調査し、この謎に迫ろうとしています。講演では、研究の最前線の紹介とともに、HSCを可能にした日本のものづくり技術についてもお話し致します。
15:15 - 16:00「深宇宙船団による惑星探査と宇宙探査」

國中均

(JAXA理事・宇宙科学研究所長)

宇宙科学研究所は、水星・金星・月・火星・小惑星・彗星・木星・土星に探査機を送り込み太陽系46億年の進化史を明らかにし、生命の起源に迫ります。またX線科学衛星などを打ち上げて、宇宙の解明にも挑みます。これら日本の取り組みの科学的意義と関連する技術開発などについてご紹介します。

会場アクセス

PROFILE

日本実行委員会支援機関: Supporting Organizations