No.531: 4次元デジタル宇宙プロジェクトのウェブサイトに新コンテンツ登場

 国立天文台4次元デジタル宇宙 (4D2U、注1) プロジェクトでは、ウェブサイ
トに新しいコンテンツを追加し、公開を開始しました。今回の更新では、新し
いムービー (注2) として『月面全体の地形図』『銀河衝突』『月の誕生』『
微惑星から地球型惑星へ』の4本を追加したほか、すでに公開していたムービ
ーに音声付きのバージョン (注3) が加わりました。

 音声付きムービーは、これまで公開していたムービーに解説とBGMを加えた
もので、ストリーミング配信でごらんいただくことが可能となりました。解説
は声優の浅倉杏美 (あさくらあずみ) さん、BGMは音楽家の宮木朝子 (みやき
あさこ) さんです。音楽を担当した宮木朝子さんは、次のようにコメントして
います。
「今回のムービー用音楽は、地球に住む私たちの宇宙への想 (おも) いを“ス
トーリーの見える音楽”として表現してみました。例えば『月の誕生』では、
実際の海の波音を録音し、その上に胡弓 (こきゅう) や横笛のメロディーを乗
せました。“地球の海が月に憧 (あこが) れる”、そんなノスタルジックな音
楽です。『微惑星から地球型惑星へ』では、アップテンポなビートによって、
原始惑星が成長する物語の高揚感を表現しました。その他のムービーも、それ
ぞれのイメージからくるストーリーを音で描いています。」

 さらに、4D2Uプロジェクトで制作された作品をブラウザ上でインタラクティ
ブに体験できる「4D2Uナビゲーター」もリニューアルしています。コンテンツ
の共同開発者として、デザイン及びプログラミングを担当したデザイナーの小
阪淳 (こさかじゅん) さんは、次のようにコメントしています。
「今回のバージョンアップでは、先にバーションアップした英語版において更
新された部分を反映させました。太陽系の天体及び近傍の恒星の情報ページと
BGMを加えるとともに、局部銀河群の追加、ムービーのストリーミング化を行
い、データを最新情報へと更新しました。さらに今回のバージョンアップに
よって、動作速度が1.2倍から1.5倍の速度で動くようになりました。4D2Uナ
ゲーターは、当初より動きの滑らかさを重要視して作られていますので、より
ナビゲーターらしさを味わっていただけるようになったと思います。」

 4D2Uプロジェクトのウェブサイトでは、この他にも4次元デジタル宇宙
ビューワー「Mitaka (みたか)」等のプロジェクトで制作されたコンテンツ
や、プロジェクト関連の最新情報なども配信しています。是非ご利用くださ
い。

注1:「国立天文台4次元デジタル宇宙」を意味する英語の「Four-Dimensional
 Digital Universe」の頭文字から 4D2U と記し、「4次元をあなたに」という
意味にかけて「フォー・ディー・ツー・ユー」と読む。

注2:「ムービー」ページで「new!」と書かれたものが、新しく追加されたム
ービーです。

注3:「ムービー」ページで「ストリーミング配信追加 !」と書かれたもの
が、音声付きバージョンのムービーです。

参照:

 国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクト (国立天文台)
  http://4d2u.nao.ac.jp/

 国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクト ムービー (国立天文台)
  http://4d2u.nao.ac.jp/t/var/download/index.php?id=movie

 

      2010年1月27日            国立天文台・広報室

国立天文台 メールニュース

国立天文台 アストロ・トピックスは、2010年6月まで発行していたメールニュースです。2010年7月からは、「国立天文台 メールニュース」として装いも新たにし、注目いただきたいトピックスの主要な内容とその詳細情報の参照先をお届けしています。

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