自然科学研究機構 国立天文台

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No.492: 夏の夜を彩るペルセウス座流星群の流れ星を数えよう!

 毎年8月12、13日ごろを中心に「ペルセウス座流星群」が活発に活動しま
す。今年は満月過ぎの月明かりの影響を受けますが、流星が最も多く出現する
「極大」は、日本で観察しやすい時間帯だと予想され、比較的好条件です。
 ペルセウス座流星群は、毎年多くの流星が出現する「三大流星群」のひとつ
です。十分に暗い夜空のもとで晴天に恵まれれば、1時間に30個を越える流星
を見ることができるでしょう。またこの流星群は、夜でも暖かい夏の時期に活
動する上、夏休みやお盆休みの方も多く、観察しやすい流星群と言えます。
 今年のペルセウス座流星群は、世界的に見ると、日本時間の13日未明 (12日
の深夜過ぎ) に極大となることが予想されます。これはちょうど、日本でペル
セウス座流星群の観察に適した時間帯にあたり、活発な出現が期待されます。
しかし、極大前後に流星数が増加することもしばしばありますし、流星群の活
動は何日間か続きますので、その前後数日間は流星の出現を期待することがで
きます。
 一晩の中で考えると、真夜中前よりは (ペルセウス座が高くのぼる) 真夜中
過ぎの方が、多くの流星を見ることができます。真夜中過ぎから空が明るくな
る頃までが、観察におすすめの時間帯です。
 流星の観察には、望遠鏡や双眼鏡は不要です。人工の明かりの少ない、空が
広く見渡せる場所で観察してみましょう。流星は空のどの方向に出現するかわ
かりませんので、安全な場所に寝転んで夜空を見上げ、気長に待つのがよいで
しょう。虫除け対策や、長時間見る場合には冷え込みにも注意し、事故などに
あわないよう十分に気をつけてください。
 世界天文年である今年、国立天文台では、できるだけ多くの方に流れ星を眺
めてもらおうと「三大流星群」の観察キャンペーンを実施中です。今回のペル
セウス座流星群についても、活発に活動する8月11日の夜から15日の朝までの
期間で「夏の夜、流れ星を数えよう」キャンペーンを行います。この期間に夜
空を観察し、観察時間と、その間に何個の流れ星を見ることができたか等を報
告ページから報告してください。携帯電話からも参加可能ですし、また携帯版
では「初級編」も実施しますので、これまで流れ星を眺めたことのない方も、
ぜひお気軽にご参加ください。
 なお、キャンペーンページでは、報告された流星の1時間ごとの平均数を10
分おきに自動集計する予定です。ペルセウス座流星群の流星かどうか、見分け
て数えなければいけませんが、たくさんの報告が集まるとペルセウス座流星群
の活動の活発さの変化をほぼリアルタイムで知ることができるかもしれませ
ん。流星の見分け方はキャンペーンページにて解説しますので、そちらを参考
にして観察にのぞんでください。
 この機会にぜひ、夏の夜を彩る流れ星を数えてみませんか。
 
参照:
 「夏の夜、流れ星を数えよう」キャンペーン
  (ペルセウス座流星群解説ページ) (国立天文台)
  パソコン用ページ
   http://www.nao.ac.jp/phenomena/20090811/
  携帯電話用ページ
   http://www.nao.ac.jp/i/phenomena/20090811/
 世界天文年の流星群 (国立天文台)
  http://www.nao.ac.jp/phenomena/20090000/index.html
 
      2009年8月4日            国立天文台・広報室

国立天文台 メールニュース

国立天文台 アストロ・トピックスは、2010年6月まで発行していたメールニュースです。2010年7月からは、「国立天文台 メールニュース」として装いも新たにし、注目いただきたいトピックスの主要な内容とその詳細情報の参照先をお届けしています。

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