自然科学研究機構 国立天文台

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No.267: 太陽に近づき、明るくなるマックノート彗星

 マックノート彗星(C/2006 P1)が、太陽に近づいて明るくなっています。
 この彗星は、オーストラリアのマックノート (R. H .McNaught) が、昨年の
8月に発見した彗星です。発見時の明るさは17等級と暗い彗星でしたが、その
後、どんどん近づき、1月12日19時 (世時) には、太陽に0.17天文単位にま
で近づいて、金星なみに輝くことが予想されています。すでに数日前から、薄
明中の超低空でベテランの天文マニアの方々によって明るくなった姿が観測さ
れています。
 最も太陽に近づき、明るくなった姿は、太陽のすぐそばなので、眺めること
はできません。しかし、太陽を監視している太陽観測衛星 SOHO (Solar and 
Heliospheric Observatory) のコロナグラフで、その視野内を通過します。そ
の様子はリアルタイムでインターネット上で公開される予定です。日本時でこ
の12日夜から16日朝にかけて、近日点通過の前後のマックノート彗星の姿をイ
ンターネット上の公開画像で楽しむことができそうです。詳細は、太陽観測衛
星 SOHO のウェブサイトをご覧ください。
 なお、マックノート彗星は、近日点通過後、ふたたび太陽から離れるのです
が、残念ながら南の空に移動してしまうため、日本などの北半球からは見えな
いと考えられます。
 
参照:
 IAUC No.8737 : COMET C/2006 P1 (McNAUGHT) (2006 Aug 6)

 IAUC No.8793 : COMET C/2006 P1 (McNAUGHT) (2007 Jan 11)

 太陽観測衛星 SOHO のウェブサイト (英語)
 
      2007年1月12日            国立天文台・広報室

国立天文台 メールニュース

国立天文台 アストロ・トピックスは、2010年6月まで発行していたメールニュースです。2010年7月からは、「国立天文台 メールニュース」として装いも新たにし、注目いただきたいトピックスの主要な内容とその詳細情報の参照先をお届けしています。

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