自然科学研究機構 国立天文台

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質問5-7)人工衛星は肉眼でも見えるの?

日の入り後・日の出前の数時間、注意して空を眺めていると、星々の間をゆっくり移動していく小さな点を見ることがあります。またときには薄明の空に、明るい光が移動していくのを見ることがあります。このようなもののうちのいくつかは人工衛星です。

地球のまわりにはたくさんの人工衛星が回っていますが、すべての人工衛星が肉眼で見えるわけではありません。しかし、天の川が見えるような空の暗い場所でずっと空を眺めていると、1日に何個かは人工衛星を見つけることができるはずです。

人工衛星は自分で光を発しているわけではありません。しかし、日の入り後・日の出前の何時間か、地上には太陽の光が届かなくなっても、上空にはまだ太陽の光が届いている時間があります。そのようなときには、人工衛星が反射した太陽の光の一部が地上に届き、地上にいる私達からは人工衛星が光って見えるのです。真夜中になると、上空にも太陽の光が届きづらくなりますので、人工衛星が見える機会は少なくなります。

人工衛星と流れ星を間違う人も多くいるようです。人工衛星には、流れ星と違って次のような特徴があります。

  1. 流れ星よりゆっくりと移動する。(飛行機と見間違えるぐらいの、ゆっくりとした移動速度です。)
  2. 流れ星より長い時間見えている。(流れ星の見えている時間は、たいていの場合1秒以下で、長くても5秒程度ですが、人工衛星は何分間も見えていることがあります。)