自然科学研究機構 国立天文台

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質問4-2)私が行く場所と日本の時差はどうすればわかる?

まず、目的の場所がどのような標準時を採用しているかを調べます。国立天文台が編纂する「理科年表」には、主な国で採用している標準時が掲載されています。例えば、日本は+9時間、中国は+8時間、インドは+5時間30分、フランスは+1時間、ハワイは-10時間などとなっています。基準になっているのは、経度0度での標準時であるグリニジ時(世界時)です。アメリカが「東部標準時」「中部標準時」「山岳標準時」「太平洋標準時」「ハワイ」のような複数の標準時を採用しているように、ひとつの国でも、地域ごとに別々の標準時を採用していることもあります。この場合には、もちろん、目的の場所で採用されている標準時を調べます。

それから、目的の場所と日本の標準時の間の時差を計算します。例えばハワイと日本の時差を計算したい場合には、
    「ハワイの標準時」-「日本の標準時」= -10時間-(+9時間)= -19時間
となり、日本の時刻を基準にして19時間前がハワイの時刻であることがわかります。

もし日本が午前9時であれば、ハワイでの時刻は前日の午後2時ということになります。

国によっては、夏時間を採用していることがあります。夏時間は夏期の特定の期間だけ採用され、その間は時計を1時間進ませて運用しています。つまり、日の出・日の入りの時刻などは、夏時間を採用していないとしたときの時刻に1時間を加えた時刻となります。例えば、夏時間を採用していない場合の日の出・日の入り時刻が、それぞれ午前4時・午後8時であったとすると、夏時間を採用しているときにはそれぞれの時刻は午前5時・午後9時となります。(注:ほとんどの場合夏時間は1時間ですが、1時間でない場合もあるようです。)

北半球ではおおよそ4月から10月まで、南半球ではおおよそ10月から3月までが夏時間を採用している期間となります。夏時間の期間の決め方は国(や地方)によって違いますし、変更される可能性もありますので、詳細は、その国の大使館などに確認されるのが確実でしょう。