自然科学研究機構 国立天文台

メニュー

検索

質問1-5)ある山に日が沈むのが何月何日かを知ることはできる?

山の写真を撮られている方などから、国立天文台によく寄せられる質問です。

国立天文台では、場所と日付を指定していただけば、日の出・日の入りの方角を計算してお伝えすることができます。お伝えするのは「方位角」という、北を0度として、東回りに測った角度です。方位角で表すと、真北が0度、真東が90度、真南が180度、真西が270度と表されます。

しかし、その場所から見たときにある山がどの方角に見えるのかを、国立天文台では残念ながら知ることができません。ですから、地図などでその山がその場所からどの方角に見えるのかは、質問される方のほうで、正確に調べていただかなければなりません。

もうひとつ注意しなければならないことがあります。このような質問をされる方の多くは、山の頂上に太陽がかかる日を知りたいと思っているようです。しかし、太陽は真上・真下に向かって移動するわけではありませんので、山の高さの分移動する間に、太陽の方位角も変化します。したがって、山の方角と、日の出・日の入りの時の太陽の方位角が一致したからといって、必ずしも山頂に太陽がかかるわけではありません。

このような理由から、何月何日に、ある山に太陽が沈む(あるいは、山から太陽が昇る)のかということを正確にお答えすることはできません。ただ、山の見える方角をお伝えいただいて、日の出・日の入りの方位角がその方角に近くなる日を計算することはできますので、その前後何日かにわたって実際に観察をされるのが、確実な方法かと思われます。

また最近は、山並みをパソコン上に再現させるソフトウェアなどもあるようですので、そのようなものを利用するのもひとつの方法かもしれません。