自然科学研究機構 国立天文台

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ほしぞら情報 2015年4月

目次

東京の星空

東京の星空(2015年4月中旬午後8時頃)
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カレンダー(4月)

4日皆既月食(日本全国で見られる)/ 満月
5日清明(太陽黄経15度)
6日天王星が合
9日木星が留
10日水星が外合
12日下弦
17日土用(太陽黄経27度)
19日新月
20日穀雨(太陽黄経30度)
22日このころ、4月こと座流星群が極大(月明かりの影響がほとんどない)
26日上弦
29日昭和の日

流星群の極大日、時刻は、IMO(International Meteor Organization / 国際流星機構)の予報をもとに掲載しています。

惑星

水星
10日に外合となるため、上旬・中旬は見かけの位置が太陽に近く観察できません。下旬は夕方の西の空で徐々に高度を上げ、5月7日に東方最大離角となります。月末から5月上旬にかけてたいへん観察しやすくなります。
金星
日の入り後の西の空で明るく輝いています。明るさは、マイナス4.0等~マイナス4.1等。
火星
見かけの位置が太陽に近い上、明るさも1.4等と暗く、観察は難しいでしょう。
木星
かに座にあり、日の入り後に南西の空の高い位置に見えます。観望の好機です。明るさはマイナス2.3等~マイナス2.1等。
土星
さそり座にあり、東京では、上旬は23時頃、下旬になると21時頃に南東の空に昇ってきます。明るさは0.3等~0.1等。

参照:暦計算室ウェブサイト

「今日のほしぞら」では、代表的な都市の星空の様子(惑星や星座の見え方)を簡単に調べることができます。こよみ用語解説天象の項では、最大離角、衝、合、留などの惑星現象の用語について解説しています。

トピックス

皆既月食

4月4日皆既月食 東京での見え方
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4日に、日本全国で欠け始めから欠け終わりまでを見ることができる、条件のよい皆既月食が起こります。皆既月食とは、地球の影の中を通過する月が欠けたように端から暗くなり、やがて月全体が完全に影の中に入る現象です。今回の月食では、19時15分に月が欠け始め、20時54分から21時06分の12分間に皆既食となり、22時45分に月食が終わります。終わりはやや遅い時刻ですが、比較的観察しやすい時刻に月食が起こりますので、ぜひご覧になってみてください。

月食は肉眼で十分楽しむことができます。もし双眼鏡、望遠鏡を持っていれば、使って観察してみるのもよいでしょう。また、皆既食の間だけ、それまで月の光に邪魔されて見えなかった暗い星々が姿を現すのも、皆既月食の楽しみのひとつです。

参照:

国立天文台ではこの皆既月食を中継し・インターネットで配信する予定です。月食を直接観察できない方はご利用ください。(2015年3月10日追記)

YouTube ライブ ニコニコ生放送

注:映像管理の都合により、Youtube ライブによる配信URLを変更いたしました。ご了承ください。(2015年4月2日追記)

月が金星に接近

2015年4月22日 19時30分頃 東京の星空
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宵の明星・金星が、日の入り後の西の空に明るく輝いています。明るさはおよそマイナス4等ととても明るいため、たいへん目を引きます。

21日には月齢2.6の、22日には月齢3.6の細い月が見かけ上金星に接近し、美しい光景を見せてくれます。金星の左下にあるおうし座の一等星アルデバランをはじめとして、冬の一等星たちもまわりを彩ります。

参照:暦計算室ウェブサイト

代表的な都市での惑星や月の見え方は、国立天文台暦計算室の「今日のほしぞら」で調べることができます。

木星が観望の好機

2015年4月26日 20時頃 東京の星空
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2月7日に衝となった木星が観望の好機を迎えています。

木星は、日の入り後空が暗くなった頃に、真南からやや西寄りの空の、高く見やすい位置に見えています。明るさはおよそマイナス2等ととても明るく、西の空の低い位置に見える金星に次ぐ明るさですので、すぐに見つけることができるはずです。

26日には、上弦の月が見かけ上木星に近づきます。月はさらに、27日、28日には、木星の東にあるしし座の一等星レグルスの近くを移動していきます。月と明るい星々との位置関係が日に日に変わっていくようすを楽しんでください。

参照:暦計算室ウェブサイト

代表的な都市での惑星や月の見え方は、国立天文台暦計算室の「今日のほしぞら」で調べることができます。

木星の衛星の相互現象

それぞれの現象が起こる日時の、木星と衛星の位置関係がわかる図
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木星には「ガリレオ衛星」と呼ばれる明るい4つの衛星があり、木星から軌道が近い順にイオ、エウロパ、ガニメデ、カリストという名前がついています。2014年8月から2015年8月にかけて、衛星が別の衛星に隠される現象や、衛星の影の中に別の衛星が入る現象が起こる時期となっています。このような機会は6年に一度訪れます。

4月に起こる現象のうち観察しやすい3つの現象を紹介します。いずれも、ガリレオ衛星の中で木星に最も近いイオの影の中に、2番目に近いエウロパが入り込む現象です。ちょうど月食のような現象ですが、影の大きさがエウロパより小さいため「金環食」となります。望遠鏡を持っている方は観察してみてください。(肉眼では観察することができません。三脚などに固定した双眼鏡でしたら観察できるかもしれません。)

衛星はたいへん小さいため、望遠鏡を使っても、欠けていくようすや「金環食」の形を見ることはできません。代わりに、それらは明るさの変化として観察されます。現象が始まってエウロパがイオの影に入っていくと、エウロパは徐々に暗くなっていきます。そして、「金環食」になったところで最も暗くなり、それを過ぎると、エウロパは再び元の明るさに戻っていきます。いちばん暗いときには、現象が始まる前に比べて2等級程度暗くなりますので、特別な道具を使わなくても明るさの変化がわかるはずです。明るさの変化をしっかり捉えるため、現象が始まる何分か前から観察を始めましょう。

日付3日10日17日
開始時刻19時07.0分21時21.1分23時35.5分
終了時刻19時12.1分21時26.3分23時40.8分
継続時間5.1分5.2分5.3分
「金環食」の継続時間0.6分0.7分0.5分
減光等級1.882.551.90