自然科学研究機構 国立天文台

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ほしぞら情報2014年3月

目次

東京の星空

東京の星空(2014年3月中旬20時頃)
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カレンダー(3月)

1日新月
2日火星が留
3日土星が留
6日木星が留 / 啓蟄(太陽黄経345度)
8日上弦
14日水星が西方最大離角
17日満月
18日彼岸の入り
21日春分の日 / 春分(太陽黄経0度)
23日金星が西方最大離角
24日下弦
31日新月

惑星

水星
上旬から中旬にかけて、日の出直前の東の低空に姿を見せています。14日に西方最大離角となりますが、日の出30分前の高度が10度以下と低いため、観察には適していません。
金星
日の出前の東の空でとても明るく輝いています。23日に西方最大離角となります。明るさは、マイナス4.6等~マイナス4.3等。
火星
おとめ座にあり、上旬は21時頃、下旬は19時頃に東の空から昇ってきます。明るさは、マイナス0.5等~マイナス1.3等。
木星
ふたご座にあり、上旬は20時頃、下旬は18時頃に南中します。明るさは、マイナス2.4等~マイナス2.2等。
土星
てんびん座にあり、上旬は23時頃、下旬は21時頃に東の空から昇ってきます。明るさは、0.4等~0.3等。

参照:暦計算室ウェブサイト

  • 「今日のほしぞら」では、代表的な都市の星空の様子(惑星や星座の見え方)を簡単に調べることができます
  • こよみ用語解説天象の項では、最大離角、衝、合、留などの惑星現象の用語について解説しています

トピックス

木星が観望の好機

木星の見頃が続いています。

3月10日前後は、上弦過ぎの月が木星の近くを通り過ぎていくようすを観察することができます。木星ときらびやかな冬の星座の1等星、月の共演をお楽しみください。

2014年3月10日 20時頃の東京の空
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明け方の空で惑星と月が接近

日の出前の南西の空には火星と土星、南東の低空に金星が見えています。また、火星のすぐ近くにおとめ座の1等星スピカ、土星の近くにさそり座の1等星アンタレスがあります。

3月19日から28日にかけて、これらの惑星や1等星の近くを月が通り過ぎていきます。月は19日には火星とスピカ、21日に土星、22日、23日にアンタレス、27日に金星の近くに見えます。月が惑星たちの間を移動していくようすを、早起きして観察してみましょう。

2014年3月23日 4時30分頃の東京の空
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火星の動きに注目

今年の春から夏にかけて、火星に注目です。 火星は地球の一つ外側を公転している惑星で、約2年2カ月ごとに地球に接近します。 この頃には地球が火星に追いつき追い越すため、星空の中での火星の動きと明るさの 変化を観察することができます。

2014年火星の動き
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3月上旬~中旬

おとめ座の1等星スピカの北東側に位置し、徐々に西の方向へ移動していきます(逆行)。

3月下旬~4月

スピカの北側から西側へと逆行していき、4月9日に衝、14日に地球への最接近を迎えます。最接近の頃の火星の明るさはマイナス1.5等~マイナス1.4等あり、夜空の中でとてもよく目立っています。

5月~6月

スピカの西側を逆行していますが、徐々に動きがゆるやかになります。5月21日(留)を境に火星は移動の向きを東に変え、再度スピカに近づいていきます(順行)。

7月以降

おとめ座を順行し、7月中旬にはスピカのすぐ近くに見えます。8月中旬にはてんびん座に入ります。8月中旬の火星の明るさは0.5等~0.6等で、最接近の頃に比べるとずいぶん暗く見えます。8月下旬になると、土星の近くに見えます。

  • 順行:背景の星空に対して惑星が西から東に動いて見える運動
  • 逆行:順行とは逆向きに、背景の星空に対して惑星が東から西に動いて見える運動
  • 留(りゅう):順行から逆行、または逆行から順行に移る際に、惑星の運動が止まって見えること