自然科学研究機構 国立天文台

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ほしぞら情報2012年8月

目次

東京の星空(2012年8月中旬午後9時頃)

東京の星空(2012年8月中旬午後9時頃)
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8月

2日 満月
7日 立秋(太陽黄経135度)
8日 水星が留
10日 下弦
12日 この頃ペルセウス座流星群が極大(月明かりの影響も少なく、条件は良い)
14日 金星食
15日 金星が西方最大離角
16日 水星が西方最大離角
18日 新月
23日 処暑(太陽黄経150度)
24日 上弦 / 海王星が衝
31日 満月

惑星

水星
日の出前の東の低空に見えます。明るさは4.2等~マイナス1.3等で、8月16日の西方最大離角の頃には明るさを増し、日の出前の東の空で見つけやすくなるでしょう。
金星
日の出の東の空に明けの明星として輝いています。明るさはマイナス4.4等~マイナス4.2等。8月14日には月が金星を隠す「金星食」が起こります。8月15日には西方最大離角となります。
火星
日の入り後の西の空に見えます。明るさは1.1等~1.2等。おとめ座の中を東に移動していて(順行)、中旬には土星や1等星のスピカに近付き、下旬にはこれらよりさらに東側に見えるようになります。
木星
日の出前の東の空に輝いています。おうし座にあり、明るさはマイナス2.2等~マイナス2.3等。
土星
日の入り後の西の空に見えます。おとめ座の1等星スピカの近くに見え、明るさは0.8等。中旬には火星も近付いて見えます。

参照:暦計算室ウェブサイト

  • 「今日のほしぞら」では、代表的な都市の星空の様子(惑星や星座の見え方)を簡単に調べることができます
  • 「こよみ用語解説」の「天象」の項では、最大離角、衝、合、留などの惑星現象の用語について解説しています

トピックス

スター・ウィークと伝統的七夕

8月1日から7日は「スター・ウィーク~星空に親しむ週間~」です。

この1週間を中心とした夏休み期間中、全国各地で天文や宇宙にちなんだイベントが開催されます。

詳細:スター・ウィーク~星空に親しむ週間~(スター・ウィーク実行委員会)

8月24日は「伝統的七夕」です。

もともと七夕の行事は、現在使われている暦の7月7日ではなく、太陰太陽暦の7月7日に行われていました。国立天文台は、かつての七夕に近い日を「伝統的七夕」と呼び2001年から広く報じています。伝統的七夕の日は、二十四節気の処暑(太陽黄経=150°)を含む日かそれよりも前で処暑に最も近い朔(新月)の日から数えて7日目、となります。伝統的七夕の日は毎年変わり、2012年は8月24日、2013年は8月13日になります。

2011年より、伝統的七夕の日を中心とした前後数日間、照明を消して星空を見上げようという「伝統的七夕ライトダウンキャンペーン」が有志によって行われています。

詳細:伝統的七夕ライトダウンキャンペーン(伝統的七夕ライトダウンキャンペーン推進委員会)

ペルセウス座流星群

毎年、8月13日未明頃に出現の極大を迎え、その前後3日程度にわたって多くの流れ星を見ることができる流星群です。見頃は、12日深夜から13日未明にかけてになりますが、下弦を過ぎた月が東の空から昇ってくる12日夜半過ぎは、月明かりの中で流れ星を見ることになります。

国立天文台では、今年も「夏の夜、流れ星を数えよう」キャンペーンを行います。ペルセウス座流星群の流れ星を数えて報告してみませんか。

詳細:「夏の夜、流れ星を数えよう」キャンペーン

また、14日未明には月が金星を隠す金星食が起こります。流星群の極大を1日過ぎてはいるものの、13日深夜から流れ星を眺め、そのまま14日未明の金星食を見るという計画もお勧めです。

明け方の空で金星が月に隠される金星食

金星食の推移
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明けの明星として日の出前の東の空に明るく輝いている金星が、8月14日未明に細い月に隠される金星食が、石垣島など一部地域を除く全国で見られます。日本で、前回見られた金星食は1989年12月2日の夕方ですから、実に23年ぶりとなります。

詳細:2012年8月14日早朝に金星食

参照:惑星食各地予報(暦計算室)

にぎやかな明け方の東の空

2012年8月中旬 日の出30分前 東京の空
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金星食が起こる8月14日頃の明け方の東の空は、金星と月だけでなく木星も明るく輝きにぎやかです。また、16日に西方最大離角となる水星が低空で見つけやすくなっています。8月12日から15日は、明け方の空にそろった3つの惑星と、その近くを細い月が通り抜けて行くようすを楽しむことができます。この夏の夜明け前の美しい光景をぜひご覧ください。

夕方の空で土星、火星、スピカが並ぶ

2012年8月14日午後7時30分、8月22日午後7時 東京の空
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おとめ座の中を東へと移動(順行)している火星が、8月14日に土星とおとめ座の1等星スピカにみかけ上近付き、一直線に並んで見えます。日の入り後の西の低空で、この2つの惑星とスピカが並ぶようすが楽しめます。

また、22日にはこれに月齢5の月が加わり、いっそうにぎやかになりますが、その頃には火星はさらに東に移動して土星、スピカとの位置関係が変わっています。