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世界科学館サミットで国立天文台がVRデモ

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図1
図1:世界科学館サミットで出展された国立天文台ブースの様子。ブース解説を行った加藤恒彦 専門研究職員(左)、都築寛子 特任専門員(中央)、中山弘敬 専門研究職員(右)。都築が手に持っているものは、「おウチで国立天文台」用の簡易VRゴーグル。

2017年11月15日から17日にかけて日本科学未来館で行われた世界科学館サミットに国立天文台がブース出展しました。ブースでは、4次元デジタル宇宙プロジェクトによる、バーチャルリアリティ(VR)で最新の宇宙像を体験できる「Mitaka VR」や、スマートフォンを使った簡易なVRゴーグルで国立天文台を見学できる「おウチで国立天文台」のデモンストレーションが行われました。世界各国から参加した科学館職員、企業関係者、研究者らが、仮想空間に描き出された国立天文台や最新の宇宙像を楽しみました。

世界科学館サミットは3年に一度、世界中の科学館関係者や様々な関連分野の人々が一堂に会する国際会議です。第2回となる今回は98の国と地域から828名が参加し、「世界をつなぐ ― 持続可能な未来に向かって」をテーマに様々なセッションで議論が展開されました。

セッションと並行して行われたマーケットプレイスでは、各国の科学館、企業、研究所といった団体がブースを出展し、自身の活動やコンテンツの紹介を通して、相互協力の可能性などを議論しました。国立天文台のブースでは、研究成果や観測施設の紹介に加えて、VRを使った体験型コンテンツのデモンストレーションを行いました。最新の観測データや理論モデルを使って仮想空間内に宇宙を描き出す「Mitaka VR」と、スマートフォンを使った簡易VRで国立天文台の施設をVRで見学できる「おウチで国立天文台」の体験です。

体験した人の多くがMitaka VRの没入感に驚き、仮想空間の宇宙旅行を楽しんでいました。Mitakaは無料で誰でもダウンロードが可能であることを伝えると「ぜひ、自分のパソコンでも試してみたい」と言う参加者もいました。さらにスマートフォンを使ったVRの体験は、その手軽さが人気を集めました。「紙製の簡易なVRゴーグルでも予想以上に臨場感を持つことができる」「すばる望遠鏡がすぐ側にあるように感じられる」と好評でした。

図2
図2:国立天文台ブースの様子。ヘッドセットを装着し、Mitaka VRを体験する参加者。その様子を見た他の参加者も興味を示し、足を止めることもしばしば。

さらに、マーケットプレイス参加ブース同士の交流も盛んに行われました。国立天文台ブースの近くで移動式のミニドームを展示していたグループは、その場でMitakaをダウンロードしてドームに投影し、システムの親和性を確かめていました。

図3
図3:他ブースで出展されていたミニドームシステムにMitakaをインストール。その場ですぐにコラボレーションが生まれていました。

今回の世界科学館サミットへの参加で、様々な国の科学館関係者、近隣分野の企業関係者とのつながりをもつことができました。国立天文台ブースでVR体験をした参加者からは「自分の科学館でMitaka やMitaka VRを使いたい」「協力をして開発を進めないか」という希望や提案を数多くいただきました。今回できたつながりをいかし、国内外の科学館を通した天文学の普及に、国立天文台も今後さらに貢献していきたいと考えています。

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