ニュース: 研究成果: 2019年
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研究成果 2019年4月 2日
ダークマターは原始ブラックホールではなかった!?
すばる望遠鏡の超広視野主焦点カメラ HSCで得られたアンドロメダ銀河のデータを詳しく解析した結果、原始ブラックホールがダークマターである可能性が低いことが観測的に初めて明らかになりました。
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研究成果 2019年3月28日
アルマ望遠鏡で迫る大質量連星系の起源
アルマ望遠鏡による観測で、生まれたての2つの重い星が互いに回り合う運動が捉えられました。詳しい解析から、先に生まれたより重い星の周りにあるガス円盤が分裂して、そこからもう1つの星が生まれたことが示されました。
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研究成果 2019年3月20日
132億年前の宇宙に存在した大量の塵 ~宇宙初期の星形成史をさかのぼる~
アルマ望遠鏡を用いた観測により、地球から132億光年離れた銀河に、大量の塵と酸素が発見されました。塵が見つかった銀河としては、観測史上2番目に遠い記録です。
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研究成果 2019年3月14日
地球型惑星の形成現場を描き出す―アルマ望遠鏡で捉えた“原始ミニ太陽系”―
アルマ望遠鏡による観測で、おうし座DM星をとりまく原始惑星系円盤の塵(ちり)の分布が、これまでにない高い解像度で捉えられました。その結果、私たちの太陽系とよく似た構造が描き出されました。
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研究成果 2019年3月14日
超遠方宇宙に大量の巨大ブラックホールを発見
地球から約 130億光年離れた宇宙に、83個もの巨大ブラックホールが発見されました。巨大ブラックホールが宇宙誕生から10億年足らずという間もない時期から存在していたことを示す、た いへん重要な知見です。
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研究成果 2019年2月26日
赤ちゃん星はふたつの発声法で産声を上げる
アルマ望遠鏡による観測で、原始星から放出される低速と高速の2種類のガス流がそれぞれ独立に加速されていることがわかりました。
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研究成果 2019年2月21日
核融合科学と天文学の協力で解き明かす、宇宙の重元素の起源
中性子星合体で発生する電磁波放射・キロノバの分析に必要な、重元素の詳細な原子データの計算に成功しました。核融合科学と天文学が協力して宇宙の重元素の起源に挑んだ成果です。
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研究成果 2019年2月12日
ガス雲を振り回す野良ブラックホール-天の川銀河中心の近傍に潜む中間質量ブラックホールのより確かな証拠-
アルマ望遠鏡がとらえた「見えない重力天体」。天の川中心付近にある特異な分子雲は、これまでに確証の得られていなかった中間質量ブラックホールに振り回されたものでした。
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研究成果 2019年2月 5日
若い星を取り巻く円盤での雪解けが有機分子を放つ
惑星系の元になる円盤がどのような物質で作られていてどのように進化していくのか、その一端がアルマ望遠鏡による観測から明らかになりました。
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研究成果 2019年1月29日
小型望遠鏡で捉えた太陽系最果てにある小天体の影
太陽系の最果てにある極小サイズの天体が、背景の恒星を隠す現象が捉えられました。この発見は、いまだに謎の多い太陽系の誕生時の姿を知るための大きな手掛かりとなります。