ニュース
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研究成果 2012年5月25日
すばる望遠鏡、ウルトラ赤外線銀河の謎を解明 - かすかな星の分布の様子が多重合体の証拠となった -
愛媛大学宇宙進化研究センターの谷口義明センター長を中心とした研究チームは、すばる望遠鏡を用いた観測により、ウルトラ赤外線銀河(太陽の1兆倍ものエネルギーを赤外線で放射している銀河)の代表格であるアープ220が、4個以上の銀河の多重合体である動かぬ証拠を発見しました。
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トピックス 2012年5月23日
アルマ望遠鏡、山頂施設のアンテナが33台に
チリ北部・チャナントール高原のアルマ望遠鏡建設現場では、2012年5月12日、北米製の直径12mアンテナ1台が山頂施設に運ばれ、山頂施設に設置されたアンテナの数は33台になりました。アルマ望遠鏡は完成すると66台のアンテナを備えることになりますので、その折り返し地点に到達したことになります。
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トピックス 2012年5月21日
国立天文台が撮影した金環日食
国立天文台が撮影した、金環日食(2012年5月21日)の画像・映像をまとめました。
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トピックス 2012年5月17日
森田耕一郎教授追悼会をサンチャゴで開催
2012年5月7日に死去された森田耕一郎教授の追悼会が5月14日、国際アルマ観測所(JAO)サンチャゴ中央事務所で開催されました。アルマ望遠鏡のサイトとはテレビ会議で中継され、合せて約80名のJAO職員、日米欧の現地スタッフが参列しました。
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トピックス 2012年5月10日
森田教授への哀悼の意を表して
亡くなられた森田教授への哀悼の意を表し、2012年5月8日(チリ時間)、アルマ観測所山麓施設(標高2900メートル)においてアルマ・パートナーシップの半旗が掲げられました。国立天文台職員一同、深い悲しみを共有しつつ、森田耕一郎教授の遺志を継いで、前に進んで行くことを改めて誓うとともに、教授のご冥福をお祈り致します。
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トピックス 2012年5月 9日
天文学者、復興を星に祈る:被災地名などを小惑星に命名
国際天文学連合は新しく承認された小惑星の命名を公表しました。今回は東日本大震災からの復興を願い、被害が大きかった地域の地名も多数つけられました。青森、岩手、宮城、千葉、栃木などの県名や福島県の会津、中通り、浜通りなどの他、陸前高田や長野県の栄村、新潟県の津南町なども含まれています。
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研究成果 2012年5月 1日
石英質の塵粒が輝く恒星を発見、惑星形成の途上か
国立天文台と東京大学の研究者を中心とする研究グループは、HD15407Aと呼ばれる恒星の周りに、宇宙空間では珍しい鉱物である石英質の塵を発見しました。太陽系以外の星の周りで、惑星が作られる過程を解明するヒントとなるでしょう。
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研究成果 2012年4月24日
すばる望遠鏡が見つけた宇宙最遠方の銀河団
総合研究大学院大学の利川潤氏、国立天文台の柏川伸成准教授、京都大学の太田一陽GCOE特定研究員を中心とした研究チームは、すばる望遠鏡を用いた観測により、127億2000万光年先にある「原始銀河団」を発見しました。これは現在知られている中で最も遠い原始銀河団です。
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研究成果 2012年4月19日
太陽観測衛星「ひので」、太陽極域磁場の反転を捉えた
国際研究チームは、ひのでの観測で、太陽の極域磁場の極性が予想より早く反転しつつあることを世界で初めて捉えました。これまでの太陽磁場の極性反転メカニズムの見直しを迫る重要な結果です。
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研究成果 2012年4月12日
アルマ望遠鏡が明らかにした、太陽系外惑星のはたらき
アメリカの研究者を中心とする研究チームはアルマ望遠鏡を用いて、みなみのうお座の1等星フォー マルハウトを観測し、電波観測としては最も高い解像度でフォーマルハウトを取り巻く塵の環の撮影に成功しました。アルマ望遠鏡での最初の観測成果となります。