ニュース
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研究成果 2013年2月 8日
太陽系外惑星が作る「腕」の検出に成功
総合研究大学院大学の研究者を中心とする研究チームは、さそり座J1604星と呼ばれる若い星の周囲にある原始惑星系円盤をすばる望遠鏡を使って観測し、惑星が円盤にる「穴」とその穴をまたいで内部に伸びる「腕」構造を、直接撮像することに成功しました。
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トピックス 2013年2月 1日
平成26年(2014)暦要項を発表
国立天文台は「平成26年(2014)暦要項」を発表しました。2014年の春分の日は3月21日、秋分の日は9月23日になります。日食は2回ありますが、いずれも日本で見ることはできません。皆既月食は4月15日と10月8日にあります。中でも10月8日の皆既月食は全国で観察できるでしょう。
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研究成果 2013年1月31日
太陽観測衛星「ひので」太陽極域磁場反転の進行を確認
国立天文台と理化学研究所の研究者を中心とした国際研究チームは、太陽観測衛星「ひので」を用いて2012年9月に太陽北極域の磁場を観測しました。その結果、太陽北極深部で磁場の反転が急速に進んでいる一方、南極全域の磁場は依然として変化が少ないことを確認しました。
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研究成果 2013年1月25日
すばる望遠鏡が解き明かす逆行惑星の成り立ち
国立天文台と東京大学の研究者を中心とする研究グループは、逆行惑星を持つ惑星系HAT-P-7に、これまで知られていなかった伴星が存在することを発見しました。また、逆行惑星の外側にもうひとつの別の長周期の巨大惑星が存在することも確認しました。
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研究成果 2013年1月 4日
アルマ望遠鏡が見つけた「惑星のへその緒」―成長中の惑星へ流れ込む大量のガスを発見
チリ大学のサイモン・カサスス氏をはじめとする国際研究チームは、おおかみ座に位置する若い星HD142527を取り巻く塵とガスの円盤をアルマ望遠鏡で観測し、円盤の中で作られつつある惑星に流れ込んでいると考えられるガスを発見しました。
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研究成果 2012年12月27日
銀河の「帽子」に吹き付ける強力な風~M82銀河風、4万光年先のガス雲と衝突中~
京都大学、東京大学カブリIPMU、国立天文台、愛媛大学、シドニー大学の研究グループは、爆発的星形成銀河M82からの爆風波として飛び出したガスが、M82銀河本体から約4万光年も離れた「M82の帽子」と呼ばれるガス雲に衝突して光っていることを、すばる望遠鏡による観測から突き止めました。
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研究成果 2012年12月26日
巨星に2個の巨大惑星を発見-日豪協力による初成果
東京工業大、ニューサウスウェールズ大、国立天文台、広島大、兵庫県立大からなる研究グループは、岡山天体物理観測所188cm望遠鏡とアングロオーストラリアン望遠鏡を用いた観測により、HD4732と呼ばれる巨星を周回する二つの巨大惑星を発見しました。
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研究成果 2012年11月28日
偏光観測で見えた惑星材料物質の成長
神戸大学、兵庫県立大学、国立天文台、埼玉大学などの研究者を中心とする国際研究チームは、すばる望遠鏡を用いた観測から、「おうし座 UX A 星」という恒星をとりまく原始惑星系円盤の姿を直接捉えました。また、円盤中に単純な球形ではない、比較的大きな塵粒子が含まれていることも明らかになりました。
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研究成果 2012年11月20日
重い恒星の巨大な惑星、すばる望遠鏡が直接観測で発見
国立天文台を中心とする国際研究チームがすばる望遠鏡を用いて行った直接撮像観測より、アンドロメダ座κ星を回る巨大なガス惑星が発見されました。この惑星は木星の13倍もの質量を持ち、また、主星の質量は今までに撮像された太陽系外惑星の中では最も重いものです。
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研究成果 2012年11月12日
若い太陽のまわりの惑星誕生現場に見つかった巨大なすきま~複数の惑星が誕生している現場か?~
国立天文台などの研究者を中心とする国際研究チームは、すばる望遠鏡と世界最高性能の惑星・円盤探査カメラHiCIAOを用いて、PDS 70と呼ばれる若い天体の近赤外線観測を行い、この星を取り囲む原始惑星系円盤に、太陽クラスの軽い質量の星としては過去最大級のすきまが存在していることをつきとめました。