メシエプロジェクト画像公開について


        メシエプロジェクトの完成と画像公開について       国立天文台 天文情報センター 普及室  福島英雄
  国立天文台 天文情報公開センターでは、口径50cm社会教育用公開望遠鏡を用いて、彗星や 小惑星の接近などの社会的に話題となる天体や、突発現象の追跡等を行い、常にマスコ ミや研究者コミュニティの要請に応えてきております。   この活動の一環として、50cm望遠鏡で観測を開始して以来(1996年〜)、 われわれは足かけ3年にわたって「メシエプロジェクト」を遂行してきました。このプ ロジェクトは、メシエ天体のすべてを撮像し、その画像を公開して、天文学の教育普及 に幅広く役立ててもらおうというものです。ご存じのように、メシエ天体は単に明るい だけではなく、様々なタイプの銀河をはじめ、惑星状星雲、散光星雲、球状星団、散開 星団などの銀河系内天体まで、主要な種類の天体の大部分を含んでいます。   研究者や天文教育普及の現場からは、講義やプラネタリウムなどの番組で用いるた めの典型的な天体の画像の要求が多く寄せられていました。一方、マスコミ等からは、 特定の明るい天体の画像の提供についての要請が数多くありました。こういった要請に 応えるには、メシエ天体は最適です。   去る1998年5月21日、われわれは最後の球状星団M9を撮影し、ついに108 個のメシエ天体すべての撮像を終了しました。画像の多くは疑似カラー処理を施してい ますが、うち12の天体では三色分解撮像合成により、カラーを再現しています。また、 視直径の大きな銀河や散光星雲、散開星団は、300mmレンズを使用した広角撮像も 行い、全景をカバーする工夫をしております。   さて、われわれは完成したメシエプロジェクトの画像を、国立天文台のホームペー ジ国立天文台 天文情報公開センターが撮影・撮像した画像で公開をはじめました。メシエ順だけ でなく、種別毎のインデックスも作成してあります。これらの画像は、教育目的であれ ば、どなたでも御自由にお使いいただけます。どうぞ、ご利用ください。

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