自然科学研究機構 国立天文台

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アルマ望遠鏡、原始星円盤へのガス流入の詳細を明らかに

研究成果

東京大学と国立天文台を中心とする研究グループは、原始星を取り巻く円盤の構造を詳しく調べるため、おうし座にある原始星TMC-1A(地球からの距離 約450光年)をアルマ望遠鏡で観測しました。その結果、この原始星を取り巻くガス円盤とその周囲でのガスの動きがこれまでになく詳細に明らかになりました。

TMC-1Aは誕生直後の若い星で、その周囲にはガスの円盤があり、さらにそれを取り巻くようにガス雲(エンベロープ)が取り囲んでいることが知られています。しかし、ガス円盤が星の誕生過程のどの段階で作られ、どのように成長していくのかは、観測的研究からも理論的研究からもまだ明らかになっていません。今回の観測では、高い感度を持つアルマ望遠鏡によって、原始星を取り巻くガス円盤とそこに向かってゆっくりと落下するガスを直接見分けることに初めて成功しました。今回の研究は、原始星周囲の円盤の成長と進化の謎に迫る重要な一歩といえます。

原始星TMC-1Aの想像図
原始星TMC-1Aの想像図。中心に原始星があり、それを回転するガス円盤が取り巻いています。ガス円盤にはさらに外側からガスが流れ込んでいます。 オリジナルサイズ(6.6MB)

詳しくはアルマ望遠鏡、原始星円盤へのガス流入の詳細を明らかに(アルマ望遠鏡)をご覧ください。

この観測結果は2015年10月発行の米国の天体物理学専門誌『アストロフィジカル・ジャーナル』に掲載されました(Aso et al. "ALMA Observations of the Transition from Infall Motion to Keplerian Rotation around the Late-phase Protostar TMC-1A")。

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