2010年 君が天文学者になる4日間 in 広島
 8/1 開校式
君天1日目。
全国から応募のあった高校生のうち16名が広島大学に集まりました。 広島大学宇宙科学センター センター長の吉田さん、国立天文台 台長の観山さんから挨拶がありました。

 講義
午前中は、大学院生による講義2つと広島大学のスタッフによる講義をおこないました。
「研究とは何か?」
「東広島天文台での研究の実際」
「観測天文学の心得」

 東広島天文台 
午後からは、東広島天文台に移動して作業開始です。まずは、かなた望遠鏡の見学。口径1.5mの望遠鏡は迫力満点です。

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 研究テーマ決め
ここからは、4人ずつにわかれて、班ごとの活動です。何をテーマに研究するのか高校生同士で議論をおこないます。

 研究テーマ決め
希望する研究テーマごとに事前に班分けをおこなってありますが、4人の興味が少しずつ違うので、なかなかテーマが絞りきれない班もあります。

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 観測提案書の作成
夜の観測開始までに、観測提案書(プロポーザル)を提出しないと、観測ができないので、みんな時間との戦いです。
しかし、この日は台風が近づいてきているときでした。

 C班の研究テーマ
最初に観測提案書を提出できたのはC班でした。
研究テーマは「分光観測を用いて、星雲の色と成分の関係を比較する」です。
広島大学のスタッフによる審査では、研究の動機や観測方法を詳しく尋ねられ、再提出の上、無事合格しました。研究の動機は、「様々な色の星雲の美しい写真を見
て感動し、この色の違いは、どのような物質により起こるのか疑問に思ったから」とのことです。

 C班の観測開始
霧雨が降っているものの、晴れ間があり、C班はとりあえず観測待機のため観測室へ向かいました。与えられた時間は22時までです。 その後、晴れてきて、M57、M27、M17を無事観測できたようでした。

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 D班の研究テーマ
次に合格したのはD班でした。
研究テーマは「反射星雲と輝線星雲の観測」。
内容は、「散光星雲には反射星雲と輝線星雲があるが、どのような天体が両者に違いを与えているのかわからない。星雲中の恒星が両者の違いに影響を与えていると仮説をたて、分光観測と撮像観測をする」とのことです。

 B班の研究テーマ
B班の観測提案書もなんとか合格しました。
研究テーマは「重力崩壊型の超新星の元素合成と膨張速度」です。
動機は「重力崩壊型超新星を調べることによって、元素合成と膨張速度を知りたい。将来的にはブラックホール誕生の手がかりになるから」とのこと。この班は超新星とブラックホールの両方に興味があったようです。幸い、超新星2010giが発見されたばかりだったので、これを観測対象とすることになりました。

 D班の観測
C班の観測が終わり、続いてD班の観測開始です。
まずは、干潟星雲の観測をおこないました。

 B班の観測
続いて、B班が超新星2010giを観測。しかし、途中から雲が出てきてしまいました。

 A班の研究テーマ
A班もやっと観測提案書を提出できました。
再提出の指示がありましたが何とか合格できたようです。
研究テーマは「球状星団と散開星団の質量分布の違い」です。
重元素量の違いが星団の質量分布に影響を与えるのかどうかを知りたいのだそうです。天気がよくないので、観測はせずにアーカイブデータを使うことになりました。

 画像処理のレクチャー
C班は観測を終え、深夜1時ごろ一足先に天文台を降りていきました。
D班は、明け方にも別の天体を観測するため、待ち時間の間に、院生スタッフがCCDの原理や画像の一次処理のレクチャーをしています。

 D班後半の観測
A班も2時ごろ天文台を降りました。その頃、D班が後半部分の観測をしていました。残りの2班も3時ごろ天文台を降りて、就寝です。

 君天2日目
朝9時〜12時までの間に、各班がそれぞれ天文台までやってきて、作業開始です。
昨晩撮った観測データの解析をしています。
外は台風の影響で雲が多くなってきました。

 昼食タイム
お昼ごはんは、天文台の屋上で食べました。

 データ解析中
班ごとに解析用のパソコンが2台あるので、高校生4人のうち2人は観測データの一次処理をし、もう2人は、自分たちの研究や解析で必要な知識の予習をしています。君天文庫には高校の教科書から大学生向けの教科書、洋書テキストなどいろいろそろっています。

 夕食タイム
夕ご飯はお好み焼き(弁当)でした。

 2晩目の観測
雲が多いものの、今晩も観測をしました。
B班、D班が雲の合間をぬってなんとかデータを取得できました。
A班も晴れたら観測を願っていましたが、夕方の時点であきらめ、アーカイブデータを使ってどんどん解析しています。

 夜遅くまで活動
この日も、深夜1時〜4時ごろまで班ごとの活動が続きました。

 君天3日目
今日の夜は観測がないので、大学のキャンパス内に移動し作業しています。
夕方5時から研究発表会が始まるので、みんな大忙しです。

 研究発表会
研究発表会が始まりました。広島大学の先生や学生さんたちも見に来てくれました。高校生は大勢の聴衆を前に、堂々と発表しました。

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 講評
発表が終了し、宇宙科学センター センター長の吉田さんから、各班の研究内容についてよかった点、改善点など丁寧な講評をいただきました。

 会食
今夜は、みんなで楽しい会食です。

 君天最終日:修了式
1人1人に修了証が手渡されました。修了証には、班ごとに、取り組んだ研究の対象天体の写真が載っています。広島大学のキャンパスを見学した後、無事すべての企画が終了し、高校生はそれそれ帰途につきました。

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