日が暮れてすぐの西の空には、宵の明星・金星がとても明るく輝いています。
金星の明るさはマイナス4.1〜マイナス4.2等あるので、夕焼けの残る西空でも、とてもよく目立ちます。 また、南西の空には木星も見えています。木星の明るさはマイナス2.3〜マイナス2.2等と、金星よりは少し暗いのですが、こちらもよく目立っています。惑星は星座の星々(恒星)のようにまたたくことは、ほとんどありません。
2月下旬は、これらの惑星の近くを月が通り過ぎていく様子を観察することができます。
明るい惑星と月の接近はとても美しく、見ごたえがありますので、ぜひ観察してみてください。月は金星に25日、26日にかけて近づき、木星には27日に近づきます。また、26日には月は金星と木星の間に位置します。月を挟んで明るい二つの惑星が輝く様子は、とても美しい眺めとななるでしょう。 この頃には水星も西の低空に見え始めます。水星は見かけの位置がまだ太陽に近く、すぐに沈んでしまいます。23日には、水星のすぐ近くに新月から一日たった細い月がありますが、まだ明るい空では水星も月も見つけにくいでしょう。水星は、月末になると徐々に太陽から離れて見つけやすくなります。
2月4日に立春を迎え、暦の上では春となります。まだ寒い日は続いていますが、徐々に日の出が早くなってきました。
早起きして空を眺めると、南から西の空にかけて、春の星座たちを見つけることができます。 今年は春の大三角の近くに土星と火星が見えています。春の大三角は、うしかい座の1等星・アークトゥルス、おとめ座の1等星・スピカと、しし座の2等星・デネボラを結んでできる、大きな三角形です。火星はデネボラの近く、土星はスピカの近くに見えていますが、火星はデネボラよりも明るく、土星もスピカよりも明るいので、春の大三角を間違えないようにしてください。
2月10日から13日頃にかけて、これらの惑星の近くを月が通り過ぎていく様子を観察することができます。早起きした時は寒さ対策をしっかりして、ぜひ観察してみてください。
2012年2月のほしぞら情報トップへ
国立天文台トップページへ