自然科学研究機構 国立天文台

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質問2-1)月はいつどんなふうに見える?昼間も見えるの?

月は、平均約29.5日で、「新月→上弦→満月→下弦→新月」という満ち欠けを繰り返しています。満ち欠けは、月と太陽との位置関係が変わることによって、私たちが見ている面のうちどの部分が太陽に照らされて輝いているかが変わるために起こります。

新月のときには、月は太陽とほとんど同じ方向にあり、太陽の光が当たっている側は地球から見えません。それから、1日に約12度ずつ、月は東に向かって太陽から離れていきます。新月から満月までは、月の西側が太陽に照らされて光っています。太陽からの角度が離れるにしたがって、月の光っている部分の面積は徐々に大きくなり、月全体の明るさも明るくなっていきます。そして、太陽と月が180度離れたときが満月です。満月を過ぎると、今度は太陽からの角度は小さくなっていきます。角度が小さくなるにしたがって、月の光っている面積は小さくなっていき、明るさも暗くなっていきます。満月から新月までは、月の東側が光っています。

月の形によって、何時頃見えるのかも違います。

月の形と見え方を表1にまとめました。

表1 月の形と見え方
呼び名 月齢 月の形 見え方
新月(朔) 0 光っている部分がほとんどない 太陽に近い上に暗いので、新月の前後1日ぐらいは見えない。
三日月 2前後 西側が細く光っている 日の入り後の西の空で見やすくなる。
注意深く探せば、昼間も太陽の東側に見ることができる。
上弦 7前後 西側半分が光っている 昼ごろ東から上り、日の入りのころ南の空に見える。
真夜中ごろ西に沈む。
満月(望) 15前後 ほぼ全面が光っている 日の入りのころ東から上り、真夜中に南の空に見える。
日の出のころ西に沈む。
下弦 22前後 東側半分が光っている 真夜中ごろ東から上り、日の出のころ南の空に見える。
正午ごろ西に沈む。
(特別な名前は
ありません)
27前後 東側が細く光っている 日の出前の東の空で見やすくなる。
注意深く探せば、昼間も太陽の西側に見ることができる。

昼間は太陽が明るく輝いていますので、その明るさに邪魔されて、月は夜間ほど目立ちません。特に、半月より細い月は、月自体があまり明るくない上に、明るい太陽の近くに位置していますので、見つけづらいかもしれません。しかし、見えている位置がだいたいわかっていれば、昼間でも見ることはできます。

半月より大きな月は、青空の中でも簡単に見つけることができます。