自然科学研究機構 国立天文台

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しぶんぎ座流星群

概要

1年の最初を飾る流星群です。三大流星群のひとつとして数えられますが、流星の出現数は年によってかなりムラがあり、どのくらい流れるか予想するのが難しい流星群でもあります。

このため、熟練した観察者によって1時間あたり100個程度の流星が見られた年もありますが、通常は1時間あたり20個から50個程度の出現です。

流星群の名前に使われている「しぶんぎ座」は、現在では存在しない「壁面四分儀(へきめんしぶんぎ)座」という星座に由来しています。また「りゅう座ι(イオタ)流星群」と呼ばれることがありますが、正式には「しぶんぎ座流星群」が用いられます。

極大期における1時間当たりの流星数

極大期において、夜空の暗い場所で観察したときに、1時間あたりに見られるおよその予想流星数は45個。街明かりの中や、極大期ではない場合には、数分の1以下となります。

活動時期・極大

しぶんぎ座流星群の一般的な出現時期は12月28日から1月12日頃、極大は1月4日頃です。

流星数が比較的多く観察されるのは、極大の前後1日程度です。また、際だって流星数が増加するいわゆる極大は、数時間程度です。

極大が夜間ではなく昼間の時間帯にあたると、流星はほとんど見ることができません。

見やすい時間帯

しぶんぎ座流星群の放射点は、うしかい座とりゅう座の境界付近にあります。放射点が上ってくる真夜中頃からが観察のチャンスで6時頃に空が白み始めるまで、観察することができます。

母天体

母天体は諸説あり、まだ確定的ではありません。2003年に発見された、小惑星番号196256の小惑星(仮符号 2003 EH1)が、近年では有力視されています。ただし、この小惑星が、どのように流星の元となるチリ(ダスト)を放出したのかは、わかっていません。

このほか、1490年に一度だけ出現した1490 Y1という彗星や、マックホルツ彗星(96P/Machholz)も母天体の候補としてあげられています。まだまだ不明な点が多い流星群のひとつです。