自然科学研究機構 国立天文台

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国立天文台「理念」制定の趣旨・目的

国立天文台では、これまで理念に相当するものを制定したことがありませんでした。設立25周年を機に、国立大学法人法施行細則記載の大学共同利用機関の目的に基づきつつ、時代の変化や社会の要請を踏まえ、国立天文台の社会的役割と貢献、そして目指す姿を 「理念」として簡潔・明瞭な形で制定することにしました。これにより、具体的に

  1. 国立天文台職員全員で共有し、組織としての絆・一体感をより 強固なものとすると共に、一人一人の職員の行動の拠り所とする環境を整える
  2. 予算や人員配置等、国立天文台重要事項の決定を為す場合の基本的な拠り所とする
  3. 国立天文台と市民・社会との壁をなくし、より親しみやすい環境を整える礎とする

ことを目的にします。本理念は、天文台の様々な構成員からなる委員会を設置し、6度にわたる議論のもとに原案を作成し、制定されたものです。

「理念」は以下の3つの要素から構成されます。

  • 私たちが目指す姿(ビジョン)
  • 私たちが成すべきこと(ミッション)
  • 私たちが提供するもの(プロダクト・成果)

当初、要素を「ミッション」、「ビジョン」、「バリュー」 とすることで、委員会で検討を進めてきましたが、「バリュー」 (大切にすべきこと・価値観・行動規範)の意味が日本人にとって曖昧で分かり難いこと、また民間と異なり、より社会的な目線に立つべきとの意見が多く出され、「バリュー」に代わって「私たちが提供するもの(プロダクト・成果)」を要素として制定することにしました。

私たちが目指す姿(ビジョン)

宇宙の謎に挑む国立天文台

国立天文台の目指す姿、あるべき姿をキャッチコピー的に簡潔に表現したもので、国立天文台の使命と職員の気概をシンプルに明示しています。

私たちが成すべきこと(ミッション)

知の地平線を拡げるため、大型天文研究施設を開発・建設し、共同利用に供する

人類の知的好奇心の深さ・広がりとそれを追及するための大型天文研究施設の開発・建設並びに共同利用の推進というミッションを端的に表現しています。

多様な大型施設を活用し、世界の先端研究機関として天文学の発展に寄与する

大型施設を活用した観測天文学、理論天文学の推進により、天文学の発展に貢献し、これを牽引するミッションを表現しています。

天文に関する成果・情報提供を通じて、社会に資する

中央標準時の現示・保持・理科年表の編纂並びに天文に関する広報・普及活動及び情報提供に拠り、広く社会生活や社会の知的好奇心の高揚に貢献するミッションを幅広く表現しています。

私たちが提供するもの(プロダクト・成果)

未知の宇宙の解明と、新しい宇宙像の確立

ミッションを忠実かつ果敢に実現して行くことによる、社会に対して提供する巨視的なプロダクト・成果を表しています。

研究成果の社会への普及・還元と、未来世代への夢の伝承

研究成果の広報活動、情報提供等による、広く社会に普及・還元することと、未来世代への夢を繋いで行くこと・貢献を表現しています。

世界を舞台に活躍する次世代研究者

国立天文台の国際性と、それを担う世界を舞台に活躍できる次世代研究者の育成・輩出を表現しています。

2014年
国立天文台「理念」制定委員会

国立天文台の理念